西日本豪雨災害を忘れない
2018年7月に西日本を襲った豪雨は、倉敷市真備地区や岡山市平島地区にも甚大な被害をもたらしました。
あれから3年・・。
いつまた起こってもおかしくない自然災害の教訓を忘れないたように、
2019年1月27日に開催した「言いたい!知りたい!西大寺」のためにまとめたデータを掲載します。
目次
1.西日本豪雨(平成30年7月豪雨)ドキュメント
2.主な被災状況
3.当時の様子
4.復旧を妨げた「災害ごみ」
5.復興を支えた「ボランティアの力」
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1.西日本豪雨(平成30年7月豪雨)ドキュメント
2018(平成30)年
7月4日(水)
・15:00頃 気象庁が「8日ごろにかけ、西日本に大雨が続く恐れがある」と注意喚起
5日(木)
・14:00頃 気象庁が「8日まで警報級の警戒が必要な期間が続く見通し」と記者会見
・15:39 大雨警報発令。岡山市が災害対策本部設置
・19:13 洪水警報および土砂災害警戒情報発令
6日(金)
・16:30 岡山県が災害対策本部を設置
・21:35 岡山市初となる大雨特別警報発令(翌日15:10迄)
東区の一部を除く岡山市全域に避難指示が発令
・23:11 岡山県知事が自衛隊に災害派遣要請
・23:35 総社市の朝日アルミ産業の工場が爆発
7日(土)
・05:00 岡山市東区で砂川の決壊を確認
・06:52 倉敷市真備町地区の小田川で堤防決壊を確認
・07:30 岡山市北区で旭川の決壊を確認
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2.主な被災状況
(2019.01時点) | 岡山市 | (東区) | 倉敷市(真備町) |
---|---|---|---|
死者 | 2人(市外で被災) | 0人 | 55人 |
行方不明者 | 0人 | 0人 | 0人 |
負傷者 | 軽傷者4人 | 重傷者3人 軽傷者103人 | |
浸水面積 | 約750ヘクタール | 約1200ヘクタール | |
全壊 | 13棟 | 0棟 | 4633棟 |
半壊 | 1192棟 | 0棟 | 822棟(一部損壊含む) |
一部損壊 | 36棟 | 0棟 | |
床上浸水 | 2101棟 | 1569棟 | 146棟(床下浸水含む) |
床下浸水 | 4700棟 | 661棟 |
●今回約120mに渡って決壊した砂川は、岡山県赤磐市・岡山市東区を流れる旭川水系百間川支流の一級河川です。
○百間川(ひゃっけんがわ)は、岡山県岡山市南部にある人工河川で、旭川放水路とも呼ばれます。
●砂川は、堤防高や河川幅が不足している箇所が多く、昭和51年、平成10年、平成16年、平成24年にも洪水被害を発生させており、岡山市内でも最も危険な河川の一つです。
○岡山市は平成30年11月にも、国に対して事前防災としての治水施設整備のための財源確保を要望しています
上空から見た砂川と破堤位置、
750ヘクタールにも及ぶ浸水範囲です。
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3.当時の様子
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4.復旧を妨げた「災害ごみ」
岡山市環境局では、7月10日(火)から8月10日(金)まで、通常の家庭ゴミ収集のあとに2t車で約700台分(1,400t)の災害ゴミを収集しました。
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5.復興を支えた「ボランティアの力」
避難所でもある平島小学校も浸水。体育館が床上浸水したため、校舎2階にある図書館を避難所として活用。
被災日から夏休みに入ったものの、市教育委員会は、衛生管理上、2学期からの給食提供は困難と判断し、弁当給食で2学期をスタートする方針を示していました。
しかし、被災者でもある子どもたちに、温かく栄養が整った給食を提供するために、給食調理員や臨時職員である学校栄養士ばかりか、他校の教職員の力も得て、通常通りの学校給食を2学期から提供することができています。